いま日本テレビのZEROをつけながら仕事をしていたら「ハッカーとは企業のサイトなどを攻撃する犯罪者です」と言っているのが耳に飛び込んできた。うそでしょ… 日本のITリテラシーが低いのは周知のことだけど、マスコミの知識がそこまで低くて、しかも自分たちの無知を全国にさらけだし、それでも分かってないところがあほらしいというか可哀想というか…
このニュースで取り上げていたのは、クラッキングのような不正アクセスのことでしょ?ハッキングが全て犯罪のように思い込んでるみたいだけど、こういうのネクタイしめて知ったかぶりして「大変です」などど眉間にしわをよせて放送する前に、ハッキングが何かということをちょこっとググってみようとは考えないのかしらね。馬鹿丸出し。。。ハッカーを一派一絡げにして犯罪者扱いするなんて、あいた口がふさがりません。ハッカーが何であるか知らないひとは、手軽な所でここら辺りを見てください。
Entries from February 2008
「ハッカー」は犯罪者?!無知な日本メディア
February 26th, 2008 · No Comments
情熱と気迫のなさ
February 17th, 2008 · No Comments
2月16日、東京大学本郷キャンパスで行なわれた国際シンポジウム「東アジア・英字新聞の挑戦」に行ってきました。一言で言うと、これほどひどいシンポは初めてでした。
冒頭のゲスト3人による基調講演は、ひとつとして「東アジアの英字新聞」というテーマに当てはまるものはなく、時間制限も管理できていませんでした。かと言って、話の内容はというとたいして新しいものや興味を引くものはなく、既にいろいろなところで書かれているものをそのまま壇上で読み上げたという感じです。大学一年生の概論講座程度の内容です。シンポ全体で一番面白かったのは、間に入る司会の林教授の説明でした。
私も講演会やシンポジウムの企画・運営に関わることが多くあるので、言わせてもらいますが、この程度のミスは会が始まる前にスピーカーとちょっとした前合わせをすれば防げることです。そんなに難しいことではありません。私が関わるシンポや講演会は、集客にかなり気を使い、しかも一回の失敗が次回の集客に影響することもあり、常に慎重です。東京大学という名前をちらつかせれば人が来るということで、そこまで考えていないことがまる見えです。
そして何よりも、会場全体に情熱と気迫がなかったことです。新聞業界の存続がどうのこうのと言われていますが、なんとなくその実態をかいま見たような気がします。
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キムチの味と地球温暖化
February 15th, 2008 · No Comments
JanJanに、韓国で行なわれた「気候変動体験作品公募展」の最優秀賞作品に選ばれた小学生の作文が掲載されていました。祖父母たちとのキムチ作り作業を手伝いながら、地球が温かくなるとキムチがどうなってしまうかと考えをめぐらせるという構成になっています。この作文を読んだ後、ふと昨今頻繁にテレビや雑誌・新聞などがこの問題を特集として取り上げていることが頭に浮かびました。政府や企業、NGOが展開する地球温暖化防止キャンペーンなどでは、ホッキョクグマやペンギンなど遠くに住んでいる可愛い動物が暑がっているといったメッセージを使い子どもだけでなく大人にも訴えるケースを多く目にしますが、それは大人の「みんなかわいい動物が好き」などという勝手な観念によるものではないかと考えてしまいます。しかし、どれだけの人が遠く北極に住むシロクマや南極のペンギンなど「かわいい動物」ことを思い地球温暖化を防がねばと思っているのか、ふと考えてしまいます。一体どれだけの人が自分の家族や友達を投げうってまで、シロクマを守ろうとするのか…
現在、地球温暖化を個人が認めようと認めまいと、これだけ騒がれているのに、なぜ人びとの行動はかわらないのか - それは、自分自身への直接の危険を感じないから。これは人間の本能なのかもしれません。原子力科学者の小出裕章さんが言っていたように人間は踏み付けられなければ分からない生き物です。言い替えてみれば、自分の身近に何か起こると何とかするものなのかも知れません。私の友人のお父さんはヘビースモーカーでしたが、喫煙の健康被害が知られるようになった1980年代に一番下の娘が生まれたとききっぱりとタバコをやめました。『食品の裏側』の著者安部司さんは、開発に関わった自分から見ればくず肉と添加物のかたまりでしかないミートボールを長女が3歳の誕生日の食卓でおいしそうに食べるのを見て、それまで積み上げてきた「キャリア」を投げうちます。
この小学生にとって大切なのは、おばあちゃんのキムチと、大好きな大根キムチのトンミンが入る壷と、おばあちゃんとおじいちゃんとキムチを作ること。地球が暑くなればおばあちゃんのキムチの味は落ち(彼女は味が落ちたのを自分の腕が落ちたと嘆き)、おじいちゃん・おばあちゃんとのキムチを作る思い出も色褪せてしまう。この子にとって、ホッキョクグマを守ることと、おばあちゃんのキムチの味を守ること、どちらが地球温暖化がもたらす深刻な問題であるかは明確です。
世界中の200万人がホッキョクグマを守ろうと活動するより(それ自体は決して悪いことではないけど)、20億人がキムチの味を守るため、大好きなビーチが海に沈まないように、毎年冬にスキーやスノーボードができるように、温暖化について考えるようになった方が効果があるのはあたりまえ。なのに、政府やNGOのキャンペーンでは、すぐ地球規模の問題に飛びつき「大変だ!氷が溶けてる!クマが住めない!砂漠が広がってる!」を繰り返すばかり。それなりに知恵をしぼっているのは知っているけど、すぐ近くの海では珊瑚が白化のはさておき遠くに目をやりすぎ。人びとが関心を持たないのは馬鹿だからじゃなくて、関心を持てないからだと考えます。
この小学生が将来、おばあちゃんのキムチを守るために温暖化をとめるために空気を汚さない燃料の開発を本当にするかは分からないけど、多くの人びとが考えることがない問題について、おばあちゃんのキムチのために少々の時間を過ごしこの文章をしたためたことにはまちがいない。
作文(日本語訳)はこちら
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